日本の鉄道路線で最長の距離を誇った東北本線

日本の鉄道路線で最長の距離を誇った東北本線

日本の鉄道路線において、長らくの間にわたって日本一の長さであったのは東北本線でした。ところが、東北新幹線が新青森駅にまで延伸するようになった影響で、一部が第三セクター路線へと移行してしまいました。この結果、現在の東北本線は日本の鉄道路線では、3番目の距離の長さということになっています。現在は、一番距離が長いのは山陰本線になります。2番目に長いのは、日本の鉄道の発祥路線である東海道本線です。

昔は長大な路線を走る夜行列車が数多くありましたが、最近では数が減少し続けています。寝台特急の列車は東北本線などでわずかしか残っていませんが、今後の見通しはよくありません。長距離を走る列車は、現在は新幹線が主流となっています。寝台特急の列車が廃れつつあるのは、駅前に多くの格安ホテルが立地している影響や、高速バス路線の普及などの影響があります。新幹線で早く目的地に着くのも便利ですが、寝台列車でゆっくりと旅をする習慣がなくなってしまうようでは残念なことです。