日本の鉄道の歴史はいつから?
日本の鉄道の歴史が始まるきっかけは、幕末までさかのぼります。
1825年にイギリスで初めて鉄道が開通し、蒸気機関車が走るようになりました。
30年後の1953年、ロシアのエフィム・プチャーチンが開国の交渉のため長崎に軍艦で訪れますが、その軍艦には、蒸気機関車の模型が展示してあり、このとき初めて日本人が蒸気機関車を目にしました。
次の年には、ペリーからの献上品として横浜に展示され、機関士が走らせてみせたのです。
その後、日本の鉄道の本格的な建設が明治維新の翌年に始まり、イギリスから蒸気機関車を輸入し、技術や資金を援助してもらいながら、1872年(明治5年)に新橋〜横浜間に開通したのです。
車両は上等車から中等車に分けられ、壁や屋根などの内装は大工によって作られた木製でした。
また、機関士は外国人が行い、開通してからも技術や運行運営などは外国人に任されていました。
これが鉄道の歴史が始まりとなり、今の世界に誇る日本の鉄道となっていったのです。
定刻運行が当たり前の日本の鉄道
日本は世界で1番の鉄道大国です。たくさんの人々が鉄道を利用し日々生活をしています。日本の鉄道はその正確なダイヤ、治安の良さ、高い安全性で世界からも注目されています。
日本の鉄道はJR以外にも私鉄など様々な路線が複雑に交差していますが、時間に正確に営業している為大きなトラブルはあまり起こりません。それを支えているのは日本の高い鉄道技術と運行に関するノウハウや人材などのソフト面の完成度の高さです。
ダイヤを守るという高い意識は運転士に限らず、それを支える鉄道マン全てに浸透して日々守られているのですが、そうはいっても人がすることですから、多少オーバーランしてしまう時や遅延してしまう時もあります。その為、そういう事が起こらないようにする教育制度も整っていて定刻運行ができているのです。
日本ではもともと近距離輸送が中心で定刻運行することが重要とされていたので、日本全国に線路が繋がった今も時間に正確に列車が走っているのです。