日本の鉄道で最初の私鉄路線が元になっているJR線
日本の鉄道路線は、最初は官設によって建設されました。東海道本線が1872年に開業したのが始まりです。私鉄の誕生は、1883年に日本鉄道の路線が上野駅から熊谷駅まで建設されたのが始まりです。翌年の1884年には前橋駅まで延伸して、明治天皇も乗車しました。この路線は、現在はJR東日本の所属となっている東北本線や高崎線などになります。日本鉄道は日本で最初の私鉄会社として、鉄道の黎明期の繁栄を支えました。
日本鉄道の路線は、1906年に施行された鉄道国有法によって、国有化されました。第二次世界大戦後は、日本国有鉄道の路線となりましたが、1987年に再び民営化されて、JRが管理する路線となりました。高崎線や東北本線は、日本の鉄道の歴史においては、東海道本線に次ぐ古さがあります。現在でも開業時に建設されたと思われる煉瓦構造物などを各所で見ることができます。木造駅舎は大幅に減ってしまいましたが、一部には明治時代の建物も残っています。